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新生児未熟児センター(NICU)

概要

  • 地域周産期母子医療センターとして、群馬県東毛地域の新生児医療の中核を担います。
  • 集中治療を行うNICU12床、軽症や退院前の医療を行うGCU15床からなります。
  • 夜間休日も小児科医が当直し、独立看護体制で24時間体制の新生児集中治療に対応します。
  • 一酸化窒素吸入療法、高頻度振動換気法等の高度な新生児医療に対応します。
  • 外科手術が必要で院内では対応できない場合は、当院で診断後に当院医師が付き添って県立小児医療センター等に転院搬送し、適切な治療が受けられるよう連携します。
  • 産科部門と協力し、母体・新生児の病気がある場合には、母体搬送(妊婦さんに転院いただき、当院で出産、出生直後からお子様の治療を開始できます)を積極的にお受けします。
  • 桐生市内の分娩施設で病気のお子様が生まれた場合は、桐生市消防署の救急車で搬送に出動します。

実績

  • 年間入院数は約200名、1500g未満の極低出生体重児が20〜30名、人工呼吸器管理が30〜40名です。
  • 最近10年の極低出生体重児、超低出生体重児の生存率はそれぞれ96%、91%でした。
  • 日本周産期新生児医学会 周産期専門医(新生児) 指定研修施設に認定され、新生児医療の専門研修に対応しています。
  • 新生児蘇生法講習会を定期的に開催し、院外からの受講者も受け入れています。

最近10年間(2006〜2015年)での極低出生体重児の診療成績

 在胎週数 入院数 生存退院数 生存率(%)
 24週 19  16  84 
 25週 19  18  95 
 26週 27  24  89 
 27週 44  44  100 
 28週 34  34  100 
 29週以上 157  156  99 
 合計 300  292  97 

 出生体重 入院数 生存数 生存率(%)
 500g未満 6  4  67 
 500~599g 16  13  81 
 600~699g 19  17  89 
 700~799g 25  24  96 
 800~899g 27  25  93 
 900~999g 35  33  94 
 1000~1500g 180  179  99 
 合計 308  295  96 

特色

  • 多職種の協働
    専門性豊かな多くの職種で協力して医療にあたります。医師(小児科専門医、新生児専門医、小児循環器専門医、新生児蘇生法インストラクター)、看護師(新生児集中ケア認定看護師、新生児蘇生法インストラクター)、臨床心理士(非常勤勤務)、理学療法士・作業療法士・言語療法士、医療ソーシャルワーカー
  • 診療環境の整備
    NICUは広々とし、必要に応じてスクリーンを下げプライバシーを守りながらベッドサイドでカンガルーケア等を行いやすい環境です。窓枠は木目調、壁にはアートを配し、ご家族が落ち着ける環境を作っています。
  • 質の高いケア
    新生児集中ケア認定看護師が勤務し専門性の高いケアを行います。ディベロップメンタルケアに配慮し、良い姿勢(子宮内のように手足を曲げて丸まった、落ち着ける姿勢)子宮内に近い環境(日中も明るさを落とした室内(下図)、騒音調整)等を行なっています。
  • ご家族とお子様とのつながりを深める支援
    母乳育児の推進や助産師による乳房ケア、面会ノートの利用、おじいちゃん・おばあちゃんの面会、臨床心理士の面談等で支援します。

  • 退院に向けての支援
    退院前にはGCUで哺乳や沐浴の練習を進めます。退院直前にはファミリールームを使って、宿泊か長時間の育児練習ができます。安心して育児ができるように、地域の保健師やかかりつけ医などへ情報を提供して連携します。

    GCUの風景

    宿泊練習・長時間育児練習に使えるファミリールーム
  • 退院後の支援
    いつでも電話で相談いただくことができ、必要に応じ医師がアドバイスします。退院後は発達外来で経過を拝見します。特に極低出生体重児は小学校就学までは経過を拝見します。発達外来ではGCU看護師が外来でお話をうかがうことがあります。極低出生体重児、32週未満のお子様をお持ちのご家族が集まる会(クラブプリミー)を年2回開催しています。

クラブプリミーの集合写真