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病院の取組み

平成29年5月 高精度放射線治療装置を導入

 放射線治療部門では高精度放射線治療に対応するため、X線CT装置と放射線治療装置を導入しました。

  <2017.5.8 稼働開始>

 X線CT装置SOMATOM Definition AS Open RT-pro(SIEMENS社)は放射線治療計画専用の装置で撮影時の被ばく線量を低く抑え、体内金属による画像の乱れを低減することなどの特徴があります。

 放射線治療装置TrueBeam(VARIAN社)は今までの標準的な照射方法に加え、高精度放射線治療が可能です。高精度放射線治療は、従来の治療方法と比較して正確な照射位置合わせを行う画像誘導放射線治療(Image-guided radiotherapy:IGRT)と放射線を集中させることにより癌の治癒率を高めるとともに周囲の臓器に当たる放射線量を減少させ合併症を低く抑える強度変調放射線治療(Intensity Modulated Radiation Therapy:IMRT)や強度変調回転放射線治療(Volumetric Modulated Arc Therapy:VMAT)などが可能です。

 画像誘導放射線治療(Image-guided radiotherapy:IGRT)は治療装置の側面に取り付けられたX線撮影装置を使用して撮影をすることにより治療直前のX線画像やCT画像を取得し、治療計画時に撮影したCT画像とのズレを求めて治療寝台を移動することにより正確な位置合わせを行う治療法です。

 従来の放射線治療法では放射線が当たる範囲(照射野)は放射線の強さはほぼ一定であるため、ターゲット(腫瘍)の形状によっては、周囲の臓器にも腫瘍と同じ線量が照射されてしまい合併症を低く抑えることが困難でした。強度変調放射線治療(Intensity Modulated Radiation Therapy:IMRT)は照射野を形作るマルチリーフコリメータを移動させ放射線に強弱(強度変調)をつけ多方向から照射することによりターゲットの形状に合わせ治療することが出来ます。また、強度変調回転放射線治療(Volumetric Modulated Arc Therapy:VMAT)は回転しながら強度変調をおこない照射する治療法でIMRTに比べ1回の照射時間が短時間で終了する新しい照射方法です。