病院の紹介
院長あいさつ
『新たな時代への挑戦』
2023(令和5)年の年頭にあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。
皆様が新たなお気持ちで新年をお迎えられたことを心からお慶び申し上げます。本年が輝かしい希望と夢のある年になることを祈念しております。また旧年中は当院の運営におきまして、地域の皆様には多大なるご厚情を賜り深く感謝申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の世界的流行から早3年が経ちましたが、本邦では未だ収束に至らず医療業界では大きな影響を受けております。しかしながら今年は政府が季節性インフルエンザと同じ『5類』への引き下げを視野に見直しを進めることで、一筋の光明が差して出口が見える気がいたします。当面は「ウィズコロナ」として皆様のご理解とご協力を引き続き宜しくお願い申し上げます。
また昨年は新型コロナウイルス感染症の世界的流行はもとより、ロシアのウクライナ侵攻が世界中を巻き添えにして、食糧不足やエネルギー問題などの多くの課題を浮き彫りになりました。国内では円安とともに著しい物価上昇で国民の生活が厳しい状態になり、激動の1年であったと痛感しております
当院においては、昨年院内クラスターの発生を認め、地域の皆様に多大なご迷惑をお掛けしたことをこの場をお借りして心よりお詫び申し上げたいと思います。桐生みどり両市の地域中核病院として、感染拡大防止対策に万全を期して、患者様が安心安全に受診し治療ができる診療体制の確保に努めて参ります。今後、地域おける少子高齢化・人口減少などの課題が山積みでありますが、これらに対応できる病院体制を確保しつつ、かつ持続可能な医療体制の確保を目指したいと考えております。
さて、本院は桐生市とみどり市で構成される桐生地域医療組合が管理運営する公立病院で、90年近い歴史と伝統を有する地域中核病院であります。現在、地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、地域周産期母子医療センター、災害拠点病院、臨床研修病院などの承認・指定を受け、教育機関としては数多くの学会などの研修病院あるいは指導施設として認可されております。現在24診療科で、一般病床429床、感染症病床4床を有しており、数多くの最先端医療装置が稼働しており、高度かつ先進的な医療を提供しています。
私どもは、当院の基本理念を『信頼され、心が通う地域医療』と掲げ、地域の皆様に良い医療を持続的に提供するため、以前より「現状維持は後退である」という気持ちで、既成概念や前例主義の打破に取り組みたいと考えて参ります。
職員の皆様と情報共有を進め、問題意識に対しては、PDCA《 Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善)》 サイクルを効果的に進める組織づくりをしたいと考えております。こうした中で、地域の患者さんが満足できる医療を提供しつつ、職員全員が『笑顔になれる病院』を目指して参りたいと考えております。
今後も職員一同、皆様のご期待にお応えできるよう迅速かつ丁寧な医療サポートを全力で実施して参りたいと存じます。そのためには地域の皆様方のご支援ご協力が必要不可欠でございます。何卒ご理解、ご協力の程宜しくお願い申し上げます。
桐生厚生総合病院 院長
加藤 広行
基本理念
信頼され、心が通う地域医療
基本方針
- 患者さんの権利を尊重します
- 患者さん自身で治療を選べるよう、わかりやすく十分に説明します
- 地域の急性期医療を担います
- 地域の医療・介護機関と緊密に連携します
- 診療の質を高めるため、研鑽・研修に努めます
- 医療の安全確保に努めます
- 効率的で健全な病院経営を目指します
- 職員が誇りを持って働ける病院を目指します
患者さんの権利
- 個人として尊重され、適切で良質な医療を平等に受けられます。
- プライバシー・個人情報が保護されます。
- 診療に関して、わかりやすい説明を受けられます。
- 検査・治療について、自らの意思で選択できます。
- 他の医師の意見(セカンドオピニオン)を聞くことができます。
- 診療記録の開示を請求することができます。
患者さんの責務
- 自身の健康に関する情報を正確に伝えてください。
- 納得できるよう、わからないことは質問してください。
- 自身の医療に積極的に参加してください。
- 他の患者さんの診療に支障を来さないよう配慮してください。
- 院内の規則や医療者の指示を守ってください。
- 教育病院として多くの実習生が研修していますので、ご理解ください。
- 診療費は適切にお支払いください。