病院の紹介

病院の紹介

企業長 兼 病院長 あいさつ

『地域に愛される病院を目指すとともに、健全な病院経営を図る』

 令和8(2026)年の新年を迎えるにあたり、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
 旧年中は当院の運営におきまして、地域の皆様には多大なるご厚情を賜り深く感謝申し上げます。
今年も引き続き、ご厚誼のほど宜しくお願い申し上げます。

 初めに、昨年は訪問看護ステーション「桐の芽」の開設に伴うクライドファンディングにて、皆様のご理解とご支援を頂戴し、厚く御礼申し上げます。目標を達成することができましたことは、多数の皆様のご支援や心温まる応援メッセージの賜物であります。皆様から頂戴したお力添えを胸に刻み、地域のご期待に応えられるよう訪問看護の普及と拡充を進めて参りたいと考えております。本プロジェクトの趣旨にご賛同いただき、応援いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

 当院は、昭和9(1934)年2月11日に「桐生組合病院」として病床数20床で開設し、現在25診療科で、一般病床400床、感染症病床4床を有しており、今年で開院92年を迎えています。現在は令和5(2023)年4月1日付けをもちまして、当院の母体である桐生地域医療組合は地方公営企業法の全部適用に移行し、『桐生地域医療企業団』に変更となりました。

 当院の病院事業は令和5年から内科の完全予約制を導入し、ヘルニアセンターと脊椎センターを開設するとともに手術支援ロボットの導入を実施して参りました。令和7年からは前立腺センターの開設と同時に、訪問看護室から訪問看護ステーションへの移行を遂行し、在宅医療の普及と看護介護サービスの拡大を目指し、円滑な退院や訪問看護の提供を進めています。更に令和8年1月からは、眼科の初診紹介患者に対し完全予約制を導入し、待ち時間の短縮や円滑な外来診療を実施して参りたいと思います。またマイナ保険証の利用促進及び電子処方せんの導入を進めるとともに、令和8年には両者ともに普及の拡充を図って参りたいと考えております。

 近年の医療業界では、さまざまな課題に直面して病院運営の危機に瀕しています。人口減少と少子高齢化社会が進む中で医療・介護需要が急増し、社会保障費の高騰や医師、看護師、薬剤師などの医療従事者の人材不足、医師偏在を含む地域格差といった課題が深刻化しています。特に医療費の高騰は、国民の保険料や税負担の増加につながります。そして現役世代の負担も増加し、医療制度そのものの持続性が脅かされる危険性があります。

 更に医師偏在や地域格差により、過疎地方では医療を提供する体制の維持が難しくなっている現状があります。必要な医療サービスを受けるためには、長距離を移動しなければなりません。医師の偏在は群馬県内においても例外ではなく、この地域では医師の勤務希望が大変少ない現状があります。また病院医療は地域社会の重要なインフラのひとつですが、昨今の物価の高騰や賃金の急激な上昇のなか、多くの病院が深刻な経営危機に陥っています。日本の医療福祉業界が直面している問題は、年々深刻化し喫緊の課題であり、日本全体で取り組んでいく必要があろうと感じます。
 そして、団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)になる転換期であった「2025年問題」はかろうじて過ぎた感があります。しかしながら、その子ども世代(団塊ジュニア世代)も高齢者(65歳以上)となり、高齢者人口がピークに達する「2040年問題」は、さらに深刻化する局面になると予測されています。

 このような社会情勢のなかで、桐生市みどり市に存在する唯一の公立病院として、『地域に愛される病院を目指すととも、健全な病院経営を図る』ことを掲げ、持続可能な医療提供体制を実現したいと考えております。
 また私共は、当院の基本理念を『信頼され、心が通う地域医療』と掲げ、地域の皆様により良い医療を持続的に提供するため、以前より「現状維持は後退である」という気持ちで、既成概念や前例主義の打破に取り組んでいます。
 今年も職員一同、皆様のご期待にお応えできるような診療体制の構築に向けて、迅速かつ丁寧な医療サービスを誠心誠意提供して参りたいと存じます。今後も、当院への変わらぬご理解ご支援を賜りますよう、衷心よりお願い申し上げます。

令和8年1月


桐生地域医療企業団 企業長
桐生厚生総合病院 病院長
加藤 広行

基本理念

信頼され、心が通う地域医療

基本方針

  • 患者さんの権利を尊重します
  • 患者さん自身で治療を選べるよう、わかりやすく十分に説明します
  • 地域の急性期医療を担います
  • 地域の医療・介護機関と緊密に連携します
  • 診療の質を高めるため、研鑽・研修に努めます
  • 医療の安全確保に努めます
  • 効率的で健全な病院経営を目指します
  • 職員が誇りを持って働ける病院を目指します

患者さんの権利

  • 個人として尊重され、適切で良質な医療を平等に受けられます。
  • プライバシー・個人情報が保護されます。
  • 診療に関して、わかりやすい説明を受けられます。
  • 検査・治療について、自らの意思で選択できます。
  • 他の医師の意見(セカンドオピニオン)を聞くことができます。
  • 診療記録の開示を請求することができます。

患者さんの責務

  • 自身の健康に関する情報を正確に伝えてください。
  • 納得できるよう、わからないことは質問してください。
  • 自身の医療に積極的に参加してください。
  • 他の患者さんの診療に支障を来さないよう配慮してください。
  • 院内の規則や医療者の指示を守ってください。
  • 教育病院として多くの実習生が研修していますので、ご理解ください。
  • 診療費は適切にお支払いください。

ども患者かんじゃさんの権利けんり

  • あなたはひとりの人間にんげんとして大切たいせつにされます。
  • あなたの能力のうりょく十分じゅうぶんかして成長せいちょうできるよう支援しえんけられます。
  • 家族かぞく地域ちいき方々かたがたとの協力きょうりょくのもと、あなたのいのち健康けんこうまもるための支援しえんけられます。
  • あなたにかんすることは、あなたにとって最善さいぜんになるようにおこなわれます。
  • あなたが理解りかいできるように、わかりやすく説明せつめいけることができます。
  • 自分じぶん気持きもちや意見いけんをいつでもつたえられ、相談そうだんすることができます。
  • ひとられたくない秘密ひみつまもられます。
  • どんな理由りゆうでも差別さべつされず、こころからだきずつけられないようまもられます。
  • あそびやまなびの機会きかいてるように支援しえんけられます。