病院の紹介
企業長兼病院長 あいさつ
『新たな病院改革に向けて』
2023(令和5)年度を迎えるにあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。
皆様が新たなお気持ちで新年度をお迎えられたことを心よりお慶び申し上げます。
また日頃より当院の運営におきまして、多大なるご厚情を賜り深く感謝申し上げます
このたび、令和5年4月1日付けをもちまして、企業長 兼 病院長を拝命いたしました。当院の病院事業の責任者という大役を仰せつかりましたこと、身に余る光栄に存じますとともに、その責任と使命の重大さを痛感し、身の引き締まる思いでございます。もとより浅学菲才ではございますが、桐生みどり両市の地域医療の発展に誠心誠意努めて参りたいと決意を新たにした次第であります。今後も引き続きなお一層のご理解、ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。
当院の母体である桐生地域医療組合は令和5年4月より地方公営企業法の全部適用に移行し、『桐生地域医療企業団』として新たなスタートを致しました。
従来、当組合は、桐生市長とみどり市長がそれぞれ管理者、副管理者として、病院の運営管理を実施する経営形態(地方公営企業法・一部適用)でありましたが、今後は開設市の代表(桐生市長・みどり市長)が任命した企業長(企業団の管理者)が運営する形態(地方公営企業法・全部適用)に変更となりました。群馬県の自治体立病院では、公立富岡総合病院、伊勢崎市民病院、公立館林厚生病院などが既に地方公営企業法の全部適用に移行しています。
病院事業内容に関しましては、桐生市みどり市で構成される2次保健医療圏の公立病院であることに変わりなく、診療体制や治療内容に関しても特に変更はありません。今まで通りに受診や治療ができるので、安心してご利用いただければ幸いに存じます。
さて、当院は、現在25診療科で、一般病床429床、感染症病床4床を有しており、地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、地域周産期母子医療センター、災害拠点病院、臨床研修病院などの承認・指定を受け、教育機関としては数多くの学会などの研修病院あるいは指導施設として認可されております。
私どもは、当院の基本理念を『信頼され、心が通う地域医療』と掲げ、地域の皆様に良い医療を持続的に提供するため、以前より「現状維持は後退である」という気持ちで、既成概念や前例主義の打破に取り組んで参りました。
今後も地域中核病院として、感染拡大防止対策に万全を期して、患者様が安心安全に受診し治療ができる診療体制の確保に努めて参ります。地域における少子高齢化・人口減少などの課題が山積みでありますが、これらに対応できる病院機能を確保しつつ、かつ持続可能な医療提供体制を目指したいと考えております。
これからも患者さんや地域住民の皆様のご意見に耳を傾けつつ、充実した診療体制の構築に向けて職員一同努力していく所存でございますので、今後も、当院への変わらぬご支援ご理解を賜りますよう、心よりお願い申し上げます
令和5年4月
桐生地域医療企業団 企業長
桐生厚生総合病院 院長
加藤 広行
基本理念
信頼され、心が通う地域医療
基本方針
- 患者さんの権利を尊重します
- 患者さん自身で治療を選べるよう、わかりやすく十分に説明します
- 地域の急性期医療を担います
- 地域の医療・介護機関と緊密に連携します
- 診療の質を高めるため、研鑽・研修に努めます
- 医療の安全確保に努めます
- 効率的で健全な病院経営を目指します
- 職員が誇りを持って働ける病院を目指します
患者さんの権利
- 個人として尊重され、適切で良質な医療を平等に受けられます。
- プライバシー・個人情報が保護されます。
- 診療に関して、わかりやすい説明を受けられます。
- 検査・治療について、自らの意思で選択できます。
- 他の医師の意見(セカンドオピニオン)を聞くことができます。
- 診療記録の開示を請求することができます。
患者さんの責務
- 自身の健康に関する情報を正確に伝えてください。
- 納得できるよう、わからないことは質問してください。
- 自身の医療に積極的に参加してください。
- 他の患者さんの診療に支障を来さないよう配慮してください。
- 院内の規則や医療者の指示を守ってください。
- 教育病院として多くの実習生が研修していますので、ご理解ください。
- 診療費は適切にお支払いください。