前立腺センター
はじめに
2025年4月より泌尿器科外来での新たな取り組みとして『前立腺センター』を開設しました。この外来の目的は、最近増えている前立腺の病気に対し前立腺専門外来を開くことで、スムースな紹介、診察の流れを作ることです。
前立腺とは
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前立腺は男性だけにある臓器で、図1のように膀胱の下にあり、尿道を取り囲んでいます。大きさはクルミくらいの大きさで、一部が直腸に接しているため直腸の壁越しに指で触れることができます。その働きについては、まだわからないことが多いのですが、前立腺液を分泌することで精子を保護し、その運動機能を助ける役割を果たしています。 |
![]() 図1 |
前立腺センターの主な対象疾患
前立腺疾患全般を扱いますが、主に前立腺がん(疑いを含める)、と前立腺肥大症が対象になります。
診療の流れ
〇手術治療
手術支援ロボット『ヒューゴ』(図2)を使用して前立腺摘除術を行います(図3)。開腹手術と比較して、正確な手術操作が可能となり、出血が少なく回復が早いというメリットがあります。
![]() 図2 |
![]() 図3 |
放射線科と連携し、放射線照射を施行します。外来通院で治療を受けることができ、1日1回週5回、約1ヵ月半程度の治療期間が必要です。
〇薬物治療
高齢の方や、臓器転移など進行がんの方が対象になります。薬物で男性ホルモンを低下させることでがんの進行を抑えます。
〇無治療経過観察
進行が比較的遅いと思われる早期前立腺がん患者さんの場合、治療をすることのデメリットの方が大きいと予想されることがあります。その時は治療せずに病状を経過観察することもあります。
※限局がんに対しては基本的に手術治療、放射線治療をお勧めしています。
・前立腺肥大症
夜間排尿回数、排尿困難感、残尿感などの自覚症状の問診をし、客観的に尿勢、実際の残尿量を検査した上で治療方針を相談します。
当院では以下の治療を提案します。
〇薬物治療
圧迫された前立腺部尿道の緊張をとる薬、前立腺そのものを縮小させる薬などがあります。
〇手術治療
薬物治療が有効でない場合に行います。尿道から内視鏡を挿入し前立腺組織を切除する方法(TUR-P)、前立腺に水蒸気を注入し前立腺組織を退縮させる方法(WAVE)などがあります。
診療体制
前立腺センター専門外来は、月・午後(岡本)、水・午後(上井)、金・午後(林)が担当します。この時間帯では基本的に紹介専用とさせて頂き、待ち時間の短縮を図っています。前立腺疾患は泌尿器科一般外来(月~金・午前)でも診察していますので、患者さまのご都合により安心して選択していただけます。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
| 初診・再診 | AM | 上井/岡本 | 松本 | 上井/吉田 | 岡本/小澤 | 上井/林 |
| 前立腺センター(要予約) | PM | 岡本 | - | 上井 | - | 林 |
〇泌尿器科一般外来は診察前検査等があるため、9:00頃の来院をお願いしております。
〇前立腺センター専門外来の初診については紹介状が必要です。



