各部門の紹介

RI検査(核医学検査)

RI検査とは、放射性医薬品(ガンマ線という放射線を放出する薬剤)を投与して、体外に放出される微弱なガンマ線を計測し、その分布や量から病気の有無や臓器の機能を診断する検査です。
薬剤に放射性同位元素(ラジオアイソトープ:RI)が用いられることから、アイソトープ検査とも呼ばれます。

検査について

薬剤は目的とする臓器や疾患により多種にわたります。 投与方法は注射や、カプセルの内服、ガスを吸入する方法があります。
検査時間は検査の種類によって異なりますが30分から1時間ほどかかります。 また、投与数時間後、数日後など時間をおいて検査する場合もあります。

 

SPECT検査

核医学検査には、装置が体の周りを回転しながら検査を行うSPECT(Single Photon Computed Emission Tomography)と呼ばれるの撮像法があります。目的とした臓器などへの放射性医薬品の分布を3次元的に捉え、断層画像として表示します。
検査によって、使用する薬剤、検査時間は異なりますので、詳しくはスタッフにお尋ねください。

核医学治療

放射性医薬品は病気の診断だけでなく、治療にも使われています。
当院では現在、骨に転移した去勢抵抗性前立腺がんに対するゾーフィゴによる治療(ラジウム223)を行っております。
(治療の適応にはいくつかの条件があります。詳しくは主治医にご相談ください。)

 

装置

Discovery NM830(GEヘルスケア)

 

Q&A

Q. RI検査の被ばくはどのくらいですか?
A. 体内の薬剤は数時間、遅くても数日で体内からなくなります。被ばくの量は他の検査と比べても高いものではありません。

(日本メジフィックス提供)