各部門の紹介

臨床工学科

あいさつ

旧来、各部門に所属し特定分野のスペシャリストとして業務にあたっていた臨床工学技士が時代の流れとともに高度化・複雑化する医療機器を安全かつ効率良く運用することが求められました。また、病院機能評価認定も追い風となり平成20年に設置された組織です。
現在の医療は医療機器無くして成立しません。肺の代わりに人工呼吸器、心臓の代わりに人工心肺装置やペースメーカ、腎臓の代わりに透析装置といった具合に生命維持管理をするために使用される高度医療機器から、病棟ではより身近な輸液ポンプや心電図モニタ、手術室では電気メスや内視鏡システム。
これらの医療機器を常に使用可能状態とし、必要時は迅速に操作・管理ができる。 更には医師・看護師とチームで患者様に介入することで質の高い医療に貢献しています。
このような緊張を持続していくために日々研鑽し高度な臨床技術と安全な医療機器を提供できるよう努めていきたいと考えます。

 

部門紹介

医療機器保守管理部門

複数部署で使用されている医療機器(輸液ポンプ/シリンジポンプ/ネブライザ 等)を一括管理し、貸出・点検・修理・保守を行います。必要な時に必要な台数を貸出したり、故障時など医療機器に関する窓口を臨床工学科に集約させることで、医療機器の効率的な運用を図っています。また、安全情報の配信や医師・看護師向けの医療機器講習会も大切な業務の一つです。医療機器の専門技士である臨床工学技士がこれらを運用・管理をすることにより機器に対する安全性と信頼性を維持します。

 

呼吸療法部門

人工呼吸器やその他呼吸療法機器の使用中巡回点検や取り扱い指導、安全面のサポートを行います。また、使用前点検や定期メンテナンス、不具合時の点検修理も行っています。院内多職種で構成される呼吸サポートチーム(RST)では医療機器の専門家として呼吸療法の質・安全向上に向けたサポートを行っています。

 

高気圧酸素療法部門

高気圧酸素治療とは、潜水艦のようなタンクの中に入ってもらい、体にかかる圧力を通常の二倍以上に加圧し、その中で酸素を吸ってもらう治療です。高い圧力をかけることで、通常の10~20倍の酸素を体の中に取り込むことができます。そして体にかかる高い圧力による物理的な効果と、体の中に取り込まれる生理的な効果を利用して行う治療法です。
突発性難聴、一酸化炭素中毒、虚血性疾患などに対してこの治療を行っています。

 

心臓カテーテル室部門

心筋梗塞を代表とする心臓の虚血性疾患の検査や治療に必要な検査機器や治療装置の操作を行います。代表的なものとして臨床用多用途測定記録装置(ポリグラフ)を用いてバイタル確認や記録、循環動態の解析を行うことや、血管内を超音波で調べる装置(IVUS)を操作してデータの解析や記録を行います。また、緊急時には人工呼吸器の操作、大動脈内バルーンパンピング(IABP)、補助循環装置(ECMO)等の操作・管理を行います。

 

心臓ペースメーカ部門

心臓が正常に脈打たない患者様に導入する心臓ペースメーカ植え込み手術時データ測定と操作・管理を行います。また、心臓ペースメーカ装着患者様への定期点検(ペースメーカ外来)やトラブル時対応も行っています。

 

血液浄化部門

腎センターで行っている血液透析を始め、腎代替療法に対する臨床技術提供や透析装置の保守管理を行っています。他に、敗血症に対するエンドトキシン吸着療法、肝疾患や膠原病に対する血漿吸着・交換療法、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患に対する血球吸着療法などの特殊な血液浄化療法も担っています。

 

集中治療室(ICU)部門

呼吸を補助する人工呼吸器、心臓を補助する大動脈内バルーンパンピング(IABP)や補助循環装置(ECMO)、腎臓を補助する血液浄化療法。これら生命維持管理装置の操作・保守管理を医師・看護師とチームで行っています。また、心電図モニタや血液ガス分析装置などの保守管理も行います。看護師向けの機器に関する勉強会も開催しています。

 

新生児集中治療室(NICU)部門

新生児用人工呼吸器や一酸化窒素吸入システム、閉鎖式保育器、心電図モニタ等の新生児・未熟児の生命維持に欠かせない機器の保守管理を行っています。

 

手術室部門

内視鏡システムやナビゲーションシステム、自己血回収装置などのセッティングやメンテナンス、下肢血栓塞栓症を予防するフットポンプ装置の管理の他、手術にまつわる機器のトラブル対応を行っています。

 

関連情報URL
公益社団法人 日本臨床工学技士会
一般社団法人 群馬県臨床工学技士会